何故、今なのか?営業変更に踏み切ったわけ
六畳の雑貨店アシリルを開店した当初は、
コロナ禍真っ只中で
自粛自粛でイベント等、ほぼ全てがなくなり
ハンドメイド作家にとっては致命的でした。
そんな、困っているハンドメイド作家の救済をしたいと考え、売る場所を提供するという事を始め、委託メインのお店で裏方として
2年間ほど、やってきました。
作家の要望に応えるためにと
寝る間を惜しんで悩み、対応をし
休めば作家に迷惑がかかると持病を悪化させて体調を崩す事も…
イベント主催も、数回、やらせていただきましたが
自分の為という思いは全然なくて
皆んなのためとの思いで、頑張れました。
胆振東部地震で被災し引越してきて、まだ傷も癒えていない、土地勘もない、知り合いもいない中で
手探りで1人きりでひた走り、
金銭的にも、作家の負担軽減のため
持ち出しも有り
ほぼボランティアでやってきました。
この春からは、コロナもいよいよ5類にへと引き下げになります。
様々なイベントも復活してきて
もう、自分の役目は終わりだなと思い
委託販売においては、縮小を決定しました。
縮小をした事で雑貨店という名前も飾りに思えますが、今のところは変えるつもりはありません。
名前を雑貨店としたのは、来店の敷居を下げたかったからです。
本来の姿は、革製品のオーダー、占いと専門店が合わさったようなお店ですが😅
3年目になり需要も徐々に増え、オーダーをとる、占いをすると言った事が1人では難しくもなってきて、
昨今の物価高の影響もあるのか、雑貨の需要は目に見えて落ち込んでいる事も踏まえ
これからは、自身のブランドの
アシリルレザーや、占い師としての自分をもっと成長させる事を中心に考え、活動をしていく方にシフト致します。
去年、恵庭起業塾で起業家の講師として講演をさせていただき、
私は裏方ではないんだと気付かされたのをきっかけとして
占い師として、もっと学びを広げる
技術向上のため
占いの拠点を札幌に移します。
5月いっぱいで島松の自宅店舗でのネット予約は終了とします。
占いは当たる当たらないという事よりも
ちょっと元気になれたり、背中を押してもらったり、アドバイスをもらえるものという
感じで気軽に来店してもらいたかったですが
私自身、まだ占い師としては
無名ですし、年齢も業界の中では若い方で
経験値がどうしても劣ります。
力をつけるために、学びを広げたいと思いました。
占いは、統計学や心理学を基本としてる
学問なので(霊感占いは除く)
知識はとても大事で常に勉強です。
いかに、お客様に笑顔で帰ってもらえるか?
前向きになって楽しい気持ちになってもらえるか一緒に対策をたてたり、
アイデアを出し合ったり、有益な時間にしたいといつもそこを1番に思ってお客様と向き合っています。
当たる、当たらないは
二の次なんて言ったら怒られるかな^^;
身近な相談役になれたら良いなと思います。
占いを本格的に副業として始めてから
丸一年程ですが、鑑定した人数は150名程でしょうか。
おおよそ、お顔と名前で話した事は覚えています。
革製品のオーダーをいただいたお客様に関しても購入して下さったお品物を把握しています。
マスク時代でありながら、
これって一種の特技かも?なんて思ったりします。
話は逸れましたが、
営業形態が変わる事は、前向きに捉えての事です。
当店の革製品のアシリルレザーも今回は
数年、連続で出店していたサッポロモノヴィレッジへの出店を見送りました。
モノヴィレは楽しいイベントなのですが
イベントに向けて準備をする時の自分の中にある違和感が拭えないのです。
イベントの特性上、見てもらうために、価格帯の安い物を用意する、大衆受けする物を用意するなどは避けられない事で
気持ちの入らない商品を安価で量産しなければいけないのは消耗するだけでした。
材料費が上がっても値上げを最小限に抑え、
一つ一つ大事に手間暇かけて製作しています。
革製品は長く使う程に味わいが増すものです
次から次と消費、使い捨てするものではないと私は思っています。
完全に独学で立ち上げたブランドで
偉そうな事は言えないし、正直、技術も荒削りかと思いますが
コンセプトをしっかり持ってやっていきたいと思っています。
ハンドメイドという言葉も
最近は常に違和感を感じており
その枠に囚われずに自由に活動できたら最高かなと思います。
全ての人に気に入られなくたっていい。
好きと言ってくれる人に届けたい。
有難い事に、田舎の小さな店にも関わらず、雑誌やテレビ、ブログにも取り上げていただき、沢山のお客様にも恵まれ
遠方からも足を運んでいただいていますし
去年は、デパートで販売をすることができ
成長してきました。
イベントの出店活動は、気まぐれになるかと思います。
モノヴィレも気持ちが払拭できて一皮むけた時には、またいつか出店すると思います。
革製品はセミオーダーをメインで
これからも、1人1人のお客様と
コミュニケーションを取りながら
細く長くやって行きたいと思います。
お客様には、度重なる営業形態の変更でご迷惑をおかけ致しますが
これからもどうぞ宜しくお願い致します。
ご予約を心よりお待ちしています。
六畳の雑貨店asiriru
店主 嶋田芳恵
革職人 嶋田真二郎